初心者中学生におすすめのソフトテニスラケット3選
中学校の部活で人気のソフトテニス。ソフトテニス部に入ったら、一番に必要となる道具がソフトテニスラケットです。
ソフトテニスラケットはラケットメーカーからたくさんのモデルが販売されています。しかし商品によって形状や重さなどが異なるため、どれを選べば良いのかわからないという方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、中学生向けソフトテニスラケットを選ぶ際のポイントと、おすすめの人気ラケットを紹介します。また、ソフトテニスラケットは前衛用ラケットと後衛用ラケットに分かれていますので、その違いについても解説します。本記事で、ソフトテニス用ラケット選びの参考にしてくださいね。
初めはオールラウンド用ラケットから
オールラウンド用ラケットは、前衛、後衛どちらにも使えるラケットです。入部したばかりで、まだポジションが固定されていない初心者にはオールラウンド用を選んでおくと良いでしょう。
「VS」と記載があるものは前衛後衛どちらにも使えるラケットです。
入門者用のラケットは基本的にオールラウンドタイプなので、初心者用・入門者用と表記されているものもチェックしてみてください。
前衛か後衛かが決まったら、ポジションに合うラケットに買い替えましょう。
前衛・後衛では打ち返すボールの種類が異なる上、ラケットの動かし方などが違ってくるため、上達してくるとオールラウンド用だとバランスが悪く感じることも。ポジションに適したラケットを選んで、ラケットの性能を発揮させることでプレーの質を向上させることができるでしょう。
前衛用ラケットの特徴
前衛はネットプレーがメイン。スピードの速いボールに対応してブロックするなど、ラケット操作のスピード性が求められます。
前衛用ラケットの特徴は、重心がラケットの中心部よりグリップ側にあるように作られています。ラケットヘッドが軽くなることで瞬時にボールに対応することができ、ネット前での迅速な動きや細かいラケットワークが可能です。
また、操作性を上げるために、後衛用ラケットよりも全長が短いのも特徴です。前衛用のラケットは面安定性が良く、ボレー中心のプレースタイルに適した特徴を備えていると言えるでしょう。
後衛用ラケットの特徴
後衛用ラケットは、重心位置がラケットの先端寄りにあります。先端に重心があることで、ラケットヘッドが遠心力によって振り抜きがよくなります。ラケットのしなりを使ってボールの威力を増すことで力強いストロークを打つことができます。ストローク中心の後衛選手にとって振り抜きやすい性能になっています。また、前衛用ラケットと比較して全長が長くなっているのも特徴です。
ヨネックスのラケットは、モデル名でもタイプを見分けられるようになっています。前衛はV(ボレー=前衛)・後衛はS(ストローク=後衛)・オールラウンドはVSと記載されています。
ソフトテニスラケットの重さはどのくらいが最適か
ソフトテニスラケットの重量は200〜260gほどと、モデルによって幅があります。成長途中でまだ力が弱い中学生には、軽めのモデルがおすすめです。操作性や怪我の予防を重視するなら重さ表記がUXL、ULあたりのラケットを選ぶとよいでしょう。
筋力が十分つかないうちに重くて硬いラケットを使うと、思ったようなスイングができず、ケガや故障の原因にもつながります。
ラケットを振る筋力がついてきたら、徐々に上位のモデルへと買い替えていきましょう。
ソフトテニスラケットのグリップの太さと特徴
グリップの太さでボールを打った際の感覚やプレーに左右されるため、自分に合ったグリップサイズを見つけることが大切です。太いものは手の大きいプレーヤーや、より安定感を求めるプレーヤーに適しています。グリップが太いと、手の中でラケットがしっかりと固定され、力強いボレーやスマッシュを打つ際に安定するので前でプレーする選手に適しています。
細いグリップは手首の操作性がよく、コントロールしやすいのが特徴。手が小さいプレーヤーや、ストローク中心の後衛向きです。
グリップが細いと、手首の動きがより自由になります。これにより、ドライブ回転をかける際に、より柔軟な動きが可能となります。
グリップサイズは基本的に「00・0・1・2」と数字で表され、数字が大きいほど太くなります。重さを表すアルファベット「UXL ・UL」のあとに記されています。
オーバーグリップを巻くことも考慮しながら、自分の手の大きさに合わせてグリップサイズを選ぶと良いでしょう。
中学生初心者におすすめソフトテニスラケット3選
おすすめラケット1 YONEX|ジオブレイクシリーズ
ジオブレイクシリーズは球持ちに特化したラケットです。回転をかけたり、ロブを操ってコントロール重視のプレーをしたい人におすすめです。回転と反発を同時に向上させる構造のため、ボールがよく飛んでくれるでしょう。
特徴1 独自のグロメットテクノロジー「ジャイロバーストシステム」
ジオブレイクシリーズの特徴は、独自のグロメットにあります。グロメット部分が楕円形状になっているため、縦のストリングがボールを打った時に左右に動き、ボールを掴んで回転をかけやすくなります。また、横のストリングはボールを打った時にたわむ役割を果たしているため、ガットにボールが喰い付いてホールドしてくれるため、反発力が生まれ、ボールが伸びてよく飛ぶようになります。
また、ボールを掴むので、柔らかい打球感を保ちつつ、威力のあるボールを打つことができ、コントロールもしやすい設計になっています。
「回転」と「反発」を同時に向上させる構造です。
ジオブレイクシリーズのラケットは中級者モデルから上級者モデルまでラインナップされています。
ジオブレイクシリーズの中でも、中学生におすすめのラケットを以下に紹介します。
YONEX|ジオブレイク50
ジオブレイク50シリーズはソフトテニスを始めたばかりのプレーヤーや、ソフトテニスを始めて1年目のプレーヤーにおすすめのラケットです。
シャフトが柔らかいため、ラケットがよくしなって楽にボールを飛ぶようになっています。また、回転がかかるため弾道が山なりになり、深いところへ落ちるイメージのため、ネットミスのリスクは減らせるでしょう。前衛の場合、弾き性能に特化しているため距離が出やすいのでハーフボレーである程度の距離を運ばなければいけない時や、体勢を崩された時に距離を出したい場合にラケットがアシストしてくれるでしょう。また長さが50シリーズの方が690mmと70シリーズより5mm長く、ヘッドライトのため振りやすく、即時にボールに反応しやすくなります。
ジオブレイク50シリーズも前衛用の「50V」、後衛用の「50S」、全ポジション対応用の「50VS」があります。
YONEX|ジオブレイク70
ジオブレイク70シリーズは中上級者向けのラケットです。ソフトテニスを始めて1年〜2年程度のプレーヤーにおすすめです。50シリーズよりもラケットが硬めで、自然と回転がかかるような設計になっているため、スピンボールで攻めていきたい選手におすすめです。回転をかけてコントロールをしっかりしたい時に、狙ったショットを打っていけるでしょう。
また回転だけではなく、フラットで打った時は弾き性能が高いので弾道は直線的で鋭いショットを打つことができます。ジオブレイク50シリーズよりラケットが硬めのため、しっかり振れる人向けになります。
前衛の場合はしっかりとボールを押し込んでいかないと良いボレーが決まりません。しっかりとスイングできるプレーヤーならば70シリーズを使えば50シリーズよりもフレームが硬いため、ボールを弾きやすく、鋭いボレーやスマッシュ での攻撃が可能になるでしょう。
ジオブレイク70シリーズも前衛用の「70V」、後衛用の「70S」、全ポジション対応用の「70VS」があります。
おすすめラケット2 YONEX|ボルトレイジシリーズ
ボルトレイジシリーズはヨネックスの最新の技術と素材を活かした高性能なソフトテニスラケットです。ボールの反発力と弾き性能を高める構造になっているため、鋭いスピードのあるショットを打つことができます。
ボルトレイジシリーズはフレーム形状からグロメットまで、全てのテクノロジーがスピードのために作られたラケットです。
そのため打った打球はネットスレスレを通って直線的に飛んでいくため、鋭いスピードショットになります。直線的なボールで攻めていきたいプレーヤーにおすすめです。
特徴1 「スピードを追求した」新ストリングパターン
ボルトレイジシリーズのストリングパターンは、打点付近のストリングピッチ感覚が狭くなっています。ボールの弾き性能を良くし、より速い打球を実現するためにこのようなストリングパターンになっています。
また、ボルトレイジシリーズの*グロメット構造は「レイバーストシステム」とういう弾きスピードを追求した構造になっています。グロメットがリブ付きの筒状になっていることで、グロメットの可動域を抑制し、打球後すぐの反発が良くなるため、弾き性能が高くなっています。
*グロメットは、ラケットのフレームに通された穴を保護するための部品です。)
特徴2 弾きに特化した「ブリッツフレーム」
ボルトレイジシリーズのフレーム形状は打球エリアであるフレーム上部を広げた形状です。
キックポイントを上方にすることで、打球時の素早いキックバックで弾き性能を向上させ、スピードボールを打つことができるようになっています。
このような特徴から、ボルトレイジシリーズは鋭いスピードショットを追求したラケットと言えるでしょう。
そんなボルトレイジシリーズの中で中学生におすすめのラケットを以下に紹介します。
YONEX|ボルトレイジ5
ボルトレイジ5シリーズは中級者モデルです。ソフトテニスを始めたばかりのプレーヤーや始めてから1年程度のプレーヤーにおすすめです。
シャフトが柔らかいため楽にボールを飛ばすことができます。打球感を強く感じないため、打った感じがソフトに感じ、力がなくてもボールを飛ばすことができるでしょう。ソフトテニスはボールをしっかり打たないとボールを飛ばすことができないため、まだボールをしっかり飛ばすのが難しい選手は5シリーズを選ぶと良いでしょう。
ボルトレイジ5シリーズは前衛用の「5V」、後衛用の「5S」、全ポジション対応用の「5VS」があります。
YONEX|ボルトレイジ7
ボルトレイジ7シリーズは中上級者向けのラケットです。ソフトテニスを始めて1年〜2年程度のプレーヤーにおすすめです。
5シリーズよりもフレームが硬く、ラケットのしなりが抑えられるため、しっかりとラケットの真ん中にボールを当てることができ、体を使ってラケットを振っていける選手向けです。
だんだんとラケットがしっかり振れるようになってきてボールが飛ぶ人や、5シリーズでボールが飛びすぎるという人は7シリーズを選んでみると良いでしょう。
飛びすぎるラケットでスイングを抑えるのではなく7シリーズでしっかり身体全体でラケットを振ってボールをコート内に収めるようにしていきましょう。
また7シリーズはラケットが硬めなのでコントロールに優れています。狙ったところにピンポイントでショットを打つのに適しています。
ボルトレイジ7シリーズも前衛用の「7V」、後衛用の「7S」、全ポジション対応用の「7VS」があります。
おすすめラケット3 YONEX|エアライド
エアライドは軽くて振りやすい入門者用のラケットです。フレームの重さは平均195グラムと初心者向けに軽くなっています。
初心者のうちはまだ力が弱くラケットが思ったように振れない人もいるので、そういった方には扱いやすく、ボールを楽に飛ばしやすいラケットです。
ラケットの面も95インチと大きいので、ボールがどこに当たっても楽に飛んでくれるようになっています。初心者のうちはボールをラケットの真ん中に当てるのが難しいため、スイートスポットが広い方がボールを飛ばしやすいでしょう。
ガットも張り上げ済みのため、ガット選びの心配も不要です。購入後すぐに使い始められます。
エアライドはオールラウンド用ラケットです。ポジションがまだ決まっていない新入生のうちはオールラウンドがおすすめです。
エアライドは4色展開なので自分好みのカラーを選べるのもうれしいポイントです。
まとめ
いかがでしたでしょうか。ラケット選びはたくさんあってわからないという悩みは尽きないと思います。
最終的な選択は個々のプレーヤーの体格や、プレースタイルによって異なってきます。そのため、可能な限り実際に試してみることが大切です。また、プロショップやスポーツ用品店のスタッフに相談することもおすすめします。
決めきれない、ラケット選びについて相談したいという方はぜひトップランプロショップへお越しください。ラケット選びからガットまでプロスタッフが対応いたします。
またガットの張り替えまで全て対応しております。
ぜひ店頭へお越しください!