【レッスンレポート第3回】トップランテニスカレッジ・加古川校のT2（テクニカル2）編

「試合に出場して勝ちたい！」という目標をもつ方のためのレッスンです。実践的なゲームを通して、どう仕掛けるか、どう守るかといった戦術やポイントの取り方などを習得します。「テニスを楽しむ」＋α「試合に勝ちたい！」という強い思いをもっている方にぴったりのクラスです。

このクラスにはトップランのファーストクラスからコツコツとテニスを続けてテクニカル2までレベルアップした生徒さんもいれば、過去にテニスの経験があって来られる方もおられます。

場所は、インドアテニスコート。本日の参加人数は、振替の生徒さんを含む8人。実は、加古川校のテクニカル2のクラスは、一人ひとりの生徒さんが、しっかり身体を動かし、ボールをたくさん打てるようにとの配慮から、最大の定員数が8人と決まっています。

当レッスンの担当は、テニス歴40年のベテラン・丸尾コーチ。90分のレッスンは、試合を意識したゲーム形式中心で行われます。

実践的な練習に入る前に、まずはウォーミングアップ。

コーチの球出しで、コートの端から横移動しながらフォアハンドでボールを返していきます。その後はバックハンドで同じことを行います。ウォーミングアップではありますが、ボールの距離感やフォームを意識し、身体全体を使って、しっかりとボールを返していきます。

「体を開きすぎないで！」「頭は動かしません」など、コーチからは、フォームの細かい部分までアドバイスがとびます。

ウォーミングアップの後はクロスラリー。

2人1組となり1球ずつ打って交代していきます。小気味よい音が響く中、ここでも「ボールを救い上げてない？」「最後までボールを見ましょう」とコーチから声がかかります。クロスラリーでも体の使い方をしっかり意識して、ボールを相手に打ち返していくというスタンスは変わりません。

試合における様々な場面を想定してレッスンを進めていくテクニカル2のレッスン。

次は、クロスラリーでも、片方のコートに入った2人が、それぞれフォアとバックでアプローチ。ストロークだけでなく、ボレーやスマッシュでボールを返す練習もしていきます。

ボレーがネットにあたり、悔しそうな表情を見せる生徒さんに、「惜しい！」とコーチから声があがる場面も。生徒さんの目もどんどん真剣モードになっていきます。

次は、片方のコートにアプローチの2人が入り、反対側にはボールを受ける2人が入ります。

1ポイント目は、アプローチの2人に対して、「普通にクロスで落とす」「少し手前（ネット）に落とす」「ロブを上げる」という3つの選択肢が与えられ、いずれかでボールを返すよう指示されます。ストレートに打たない、ショートクロスで打たないといったルールも加わります。反対のコートにいる2人は飛んでくるボールに随時対応していきます。

2ポイント目は、ボレーで一本つないで、そこからボールを受けた人は今度相手にストレートで返します。

どう動いて、どんなショットで返すかをコーチがホワイトボードで詳しく解説していきます。生徒さんはボードを見ながら真剣に動きを確認し、コートに入ります。

8人でローテーションしながら、コーチから説明を受けた通りに、ボールを打ち返していく様子は、レッスンとは言え、試合さながらの迫力と緊張感があります。 「そのボールどうやって返す？」そんなコーチの問いかけやアドバイスを聞きながら、全力でボールを追いかけ、自ら考えて相手にボールを返していきます。

最後は、サーブ側とレシーブ側に分かれて、ゲームを行います。

「はい、つないで！」「良くとったね！」「ナイスキャッチ」とコーチからは随時掛け声が上がり、実際のゲームさながらに盛り上がっていきます。

今日のレッスンでアドバイスされたこと、教わったことを確認しながら、とにかくコート中を駆け回る生徒さんたち。ローテーションが終わったところで、90分のレッスンは終了です。

テニス上級者のクラスであるテクニカルには、T1(テクニカル1)と今回ご紹介したT2（テクニカル2）のクラスがあります。T1は、これから本気で大会出場を目指す方、T2は現在大会に出場されている方で、女性A級・男性B級以上の方が対象となります。

ゲーム形式のレッスンを中心に、勝ちにこだわる試合戦術を教わることができます！

「和気あいあい楽しいクラスです！メンバーはほとんど変わることがなく、週1で会うのが楽しみになっています。私自身は学生の頃からテニスをしていて、20年ぐらい前にトップランへ。大会に出場しつつ、テクニカル2のクラスでお世話になっています。ここに通っていると、自然と仲間はできますし、楽しんでテニスができると思います。丸尾コーチの熱心な指導もこのクラスの魅力ですね！」（I様）

「丸尾コーチは、熱血指導で私たちを引っ張り、いつも愛情をもって自分たちに接してくれています。だからクラスはすごく楽しいですよ！それにレッスンはインドアコートなので、お天気に左右されないのもうれしいですね。だから、お仕事をしていても、火曜日の9:30からはテニスの時間という風に予定が立てやすく、とてもありがたいです。ここに来ればいつものメンバーに会えるというのも楽しみになりますしね。

今いるメンバーは、皆さん長いかも？！みんな100年ぐらいいるかもしれませんね（笑）」（K様）

テクニカル2は、試合に出られている方が対象になるクラスなので、レッスンはゲーム形式が中心になり、スピード感もラリーの精度も、サードなどのクラスに比べれば、レベルはかなり上がります。ただゲームになっても、結局は基本的なことがきちんとできていないと、試合に勝つ以前に、ゲームそのものが成り立ちません。だからレッスンでは、基本に立ち返ることも生徒さんに意識してもらえるようアドバイスをしています。

ゲームでは、もちろん相手にボールを返していかなければいけないわけですが、そこには戦術が必要になります。仕掛けるところ、守るところ、仕掛けようかどうかお互いに探りながらラリーをつなぐところ、これら3つのパターンをどういう風にもっていくかが大切になります。だからレッスンでは、様々な場面を想定して、練習をするようにも心がけています。

あとはテニスをとにかく楽しんでもらうこと！テニスの楽しさを感じてもらうという点は、どのクラスも同じ。初心者でも上級者でも、どのクラスにおいてもそこはいつも大切にしていますね。

テクニカル2のレッスンレポートはいかがでしたか？

今試合に出場されている方で、さらにテニスの腕を上げたい、試合で結果を出せるようになりたいという方は、このクラスがおすすめです。仕事や家族の都合で引っ越しをしてきたけれど、どこでテニスを再開すればいいのか分からないという方もぜひ体験に来てみてください。「どのクラスがあっているか分からない」という場合でも大丈夫！体験時にコーチが相談にのり、生徒さんの希望も考慮しながら、ぴったりのクラスをすすめてくれます。

また「上級者のクラスなんて、若い頃にテニスをしていないと難しいのでは？」と思いながらこのレッスンレポートを読んでいる皆さん、あきらめないでください。テニスを始めるのに年齢は関係ありません！仕事や子育てが少し落ち着いた頃にファーストコースからテニスをはじめ、10年ほどかけてテクニカル2のクラスに入られるという方も、実際トップランにはおられます。今からテクニカルのクラスを目指してテニスを始めるというのももちろんありです！皆様のお越しをお待ちしています。